アサイーベリーの健康パワー
アサイーベリーのすばらしい栄養成分について。
活性酸素の吸収能力を「ORAC値」という数値で表しますが、数値が高いほど抗酸化力に優れているということです。消費者は抗酸化力をこの数値で選ぶことが出来るのです。アサイーベリーはこの数値が最高クラスです。1グラム中の数値でORAC値の高いクランベリーが94ですが、アサイーベリーは、1027となっています。10倍以上の数値となっています。
フルーツ市場調査では、アサイーをはじめ、クコ、マンゴスチン、ノニ、ザクロ、シーベリーの6種類のフルーツに関する調査ですが、抗酸化力評価でアサイーだけが10段階評価で最高得点の10点を獲得しています。
ポリフェノールというと、カテキンやイソフラボンなどをイメージする人が多いのですが、中でも赤ワインには10種以上のポリフェノールが含まれます。そんな優れた赤ワインも一時期大ブームを起こしました。しかし、アサイーには、赤ワインの30倍ものポリフェノールが含まれているのです。また、ポリフェノールの中でも目の疲れに効果があるとされるアントシアニンが含まれており、その含有量は、ブルーベリーの4.6倍です。アントシアニンには「糖尿病網膜症」などに対する臨床効果がありますが、放射線からの保護作用、化学物質からの保護作用、血管保護作用、消炎効果もあります。さらに、アントシアニンの中でも抗酸化作用の強力なアニジンが含まれています。私のように毎日パソコンのディスプレーを見続けるような仕事をしている場合、疲れ目の改善に使用するのは理にかなっているということです。シアニジンは分子構造が小さく、素早く吸収されるため即効性も期待できます。
フルーツにはもともと抗酸化物質が多く含まれますが、他のフルーツにあまり含まれない栄養成分として「不飽和脂肪酸」が含まれます。不飽和脂肪酸といえば、エクストラバージンオイルです。不飽和脂肪酸は、細胞の若返りには必須です。加齢によりかたくなってしまった細胞膜を柔らかくする働きがあるのです。かたくなった細胞膜は新陳代謝が低下し、老化がすすみます。アサイーに含まれる脂肪酸は、60パーセントがオレイン酸、そして12パーセントがリノール酸です。悪玉コレステロール値を低下させる働きがあります。アサイーは、ジュースにするとよくわかりますが、コップの周囲にオイルのようなグリーンの粒、不飽和脂肪酸が浮いています。不飽和脂肪酸が浮くほどのフルーツは他にありません。イギリスが「アサイーに値するフルーツは他にない」と報道したこともよくわかります。
アサイーに含まれるポリフェノールの中のアントシアニンの働きのひとつに食後血糖値を抑えるものがあります。これは、まさに急増している糖尿病の予防やダイエットにも最適です。アサイーの「α-グルコシダーゼ阻害作用」は、消化酵素の分解スピードを半減し、血糖値の急激な上昇を抑えます。
アサイーのようにGI値の低い食品は消化が遅く、結果糖が血液に吸収されるスピードも遅くなるので血糖値とインスリンの分泌レベルはゆっくりとしか上昇しません。これは、空腹を感じるまでの時間を長くすることができるので、食生活のコントロールがしやく体重管理にも効果があるのです。さらに、GI値が低い食品はパワーや忍耐力向上にも欠かせません。
アサイーに含まれるビタミンCはレモンの3倍です。ビタミンB1は糖質からエネルギーを作り出す作用があり、不足すると疲労の原因になりますが、アサイーにはゴマの12倍ものビタミンB1が含まれます。さらに老化を抑えるビタミンEは、うなぎの6倍も含まれます。ビタミンEは、体内の脂質や細胞膜の酸化を防ぎます。血液中のコレステロールを酸化させないことで動脈硬化を防ぐことができます。
丈夫な歯や骨には欠かせないカルシウムですが、アサイーには牛乳の2倍、さらに豆乳の22倍もカルシウムが含まれます。「アマゾンのミルク」と呼ばれる所以でしょう。
アサイーには、レバーの3倍、プルーンは150個分に相当する鉄の量が含まれます。若い女性の場合、鉄欠乏性貧血が多いのですがアサイーがおすすめです。
米酢などの醸造酒の38倍ものアミノ酸が含まれています。筋肉の適正な収縮を助けたり再生を促したり、さらには筋肉を強化して筋力を向上させる働きがあります。
どんなにすばらしい栄養があっても腸がくたびれていては吸収できません。アサイーには食物繊維がごぼうの3倍も含まれます。